⑦出題基準(ブループリント)、合格基準
(以下「令和8年版 公認心理師試験出題基準・ブループリント」より)
1 公認心理師試験出題基準とは
- (1) 定義
- 公認心理師試験出題基準は、公認心理師試験の範囲とレベルを項目によって整理したものであり、試験委員が出題に際して準拠する基準である。
- (2) 基本的考え方
- 全体を通じて、公認心理師としての業務を行うために必要な知識及び技能の到達度を確認することに主眼を置く。
2 ブループリントとは
ブループリント(公認心理師試験設計表)は、公認心理師試験出題基準の各大項目の出題割合を示したものである。
これに基づき、心理職に対するニーズが高まっている近年の状況を踏まえ、社会変化に伴う国民の心の健康の保持増進に必要な分野を含めた幅広い分野から出題するほか、頻度や緊急性の高い分野についても優先的に出題することになる。
公認心理師試験出題基準の利用法
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はじめに 公認心理師試験は、公認心理師法第5条に基づき「公認心理師として必要な知識及び技能」について行われる。
また、同法第2条では「保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって」公認心理師の業務を行うこととされている。公認心理師の業務は同条第1号から第4号に示されており、- 心理に関する支援を要する者の心理状態を観察し、その結果を分析すること。
- 心理に関する支援を要する者に対し、その心理に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと。
- 心理に関する支援を要する者の関係者に対し、その相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと。
- 心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を行うこと。
を業とする者であるとされている。
このような公認心理師として業務を行うために必要な基本的知識及び技能を具体的な項目で示したものが、公認心理師試験出題基準・ブループリントである。公認心理師試験委員会は、公認心理師試験の妥当な内容、範囲及び適切なレベルを確保するため、この基準に拠って出題する。 したがって、公認心理師試験出題基準は、大学及び大学院の教育内容すべてを網羅するものではなく、また、これらの教育の在り方を拘束するものでもない。利用方法 利用者は、以下の各項目に従う。
なお、各項目は、公認心理師試験出題基準という観点から配列されているため、必ずしも学問的な分類体系と一致しない点があるほか、各項目間で内容が重複することがある。また、医学用語については、日本医学会医学用語辞典Web版の内容を考慮して定めており、心理学に関する用語については、複数の用語辞典で共通していることを考慮して定めている。(1) 大項目は、「公認心理師カリキュラム等検討会」の報告書(平成29年5月31日)記載の到達目標の項目である。ただし、一部については、内容を明確にする観点から改変している。
(2) 中項目は、同様に、「公認心理師カリキュラム等検討会」の報告書記載の到達目標の下位項目である。ただし、一部については、内容を明確にする観点から改変している。
(3) 小項目は、中項目の内容に属する概念及び用語の例を具体的に記載している。他方、出題は、この出題基準に記載された事項に限定されるものではない。例えば、法律、政省令等に規定される事項、厚生労働白書などの公刊物に記載されている事項などからも出題される。
- 1 大・中・小項目
- 2 ブループリント(公認心理師試験設計表)
- 項目ごとに出題割合を規定したものである。出題割合の記載がない中項目以下の事項については、試験委員会の判断で出題する。
- 3 その他
- 括弧は、一部を除き、以下のルールに基づいて使用した。試験委員の判断で、括弧内・外の語を単独又は併記して使用できる。
( ):直前の語の説明又は例示
【例】空間(運動、奥行き)の知覚
< >:直前の語と同義
【例】ソーシャル・スキルズ・トレーニング<SST>
[ ]:( )や < > の中に( )や < > がある場合の大きな括り
【例】生物心理社会モデル[biopsychosocial model<BPS>]
第9回公認心理師試験「出題基準」(ブループリント(公認心理師試験設計表)を含む。)
令和8年版 公認心理師試験出題基準・ブループリント(第9回公認心理師試験対応。)
3 合格基準
公認心理師試験の合格基準は、次のとおり官報に掲載されています。
「合格基準は、総得点の60%程度以上を基準とし、問題の難易度で補正するという考え方を基に決定する。」
